「できなかったことができるようになる達成感が楽しい」とスケボーの魅力を話す柿谷さん

「できなかったことができるようになる達成感が楽しい」とスケボーの魅力を話す柿谷さん

スケボーに乗り、躍動するように技を繰り出す柿谷さん(奈良県大和郡山市・パワーボムスケートパーク)

スケボーに乗り、躍動するように技を繰り出す柿谷さん(奈良県大和郡山市・パワーボムスケートパーク)

 京都府立木津高2年の柿谷斗輝(かきたに・とき)さん(17)=京都府木津川市州見台=が、日本スケートボード協会公認のプロ資格を獲得した。ほぼ毎日、夜遅くまで技術を磨き、幼い頃からの目標をかなえた。「国内で有名になって、海外でも活躍したい」。さらなる高みを目指し、学業と両立しながら練習に励む。

 柿谷さんは6歳で、テレビアニメに出てきたスケボーに興味を持って乗り始めた。
 本格的にのめり込んだのは小学2年から。プロの存在を知り「最初はなれたらいいなと思っていた」が、さまざまな大会を経験するうちに「本気で目指そう」と明確な目標に変わっていった。
 以前は京都府京田辺市のスケートパークで練習し、近年は奈良県大和郡山市の施設を拠点にする。夕食後、自宅から約30分かけて通い、午後8時すぎからほぼ毎日3~4時間練習を重ねる。
 10月に開催された全日本アマチュア・スケートボード選手権は、上位8位にプロ資格が与えられる。過去何度も出場しているが、いずれも予選敗退。しかし今年初めて予選を突破し、勢いそのままに決勝へ進み、8位に入った。「めちゃくちゃうれしかった」と喜ぶ。
 自身の持ち味は高いところから飛んだりするダイナミックなプレー。運動神経に自信があるかと思いきや、「泳げないし、自転車も乗れない」。だからこそ、誰にも負けない練習を自身に課し、「小2の頃からスケボーに乗らない日は無い」という。転んで10回近く腕を骨折したが、ギプスをしながら練習した日もあった。
 一つの目標はかなえたが、「スケボーは海外が本場なので、海外の大会で活躍したい」と夢は広がる。弟で木津高1年の季輝(きき)さん(16)もプロを目指しており、互いに刺激し合い、さらなる飛躍を目指す。