撤去されることが決まった市営住宅浜団地(舞鶴市浜)

撤去されることが決まった市営住宅浜団地(舞鶴市浜)

 京都府舞鶴市は、市内で初めて建設された市営住宅の浜団地(舞鶴市浜)を老朽化のため撤去し、隣接する公園と一体化した広場にする方針を決めた。活性化につながる跡地活用を長年要望していた地域住民たちは、人が集う地域の拠点となるよう期待している。

 浜住宅は「大門ビルセンター」とも呼ばれ、戦後の住宅難解消などを目指し、1954年度に建設された。鉄筋コンクリート(一部コンクリートブロック)造り4階建てで敷地面積843平方メートル、延べ面積1612平方メートル。1階は店舗付き住宅8戸、2~4階は21戸の賃貸住宅で、当時としては先進的な水洗トイレやダストシュート(ごみ捨て設備)を備えた店舗付き集合住宅として注目された。
 しかし、各部屋には浴室がなく間取りも2Kと狭く、老朽化が進んだため、市は2015年3月、浜団地の廃止を決定。今年10月に全入居者が退去したのを受け、早ければ12月から撤去工事を行う。
 跡地について、周辺の商店主や住民は、隣接する八島公園と一体化するよう15年ほど前から求めており、市は要望に合わせて広場として整備する方針。
 東舞鶴商店街連盟の土田幸正理事は「東舞鶴の中心部で町の顔とも言える場所。今後広場として活用することで、地域に新たな交流や民間投資が生まれてほしい」としている。