山鉾巡行に代わり、2年ぶりに鉾が立った四条通を徒歩で巡行する各山鉾町の代表ら(2021年7月、京都市下京区)

山鉾巡行に代わり、2年ぶりに鉾が立った四条通を徒歩で巡行する各山鉾町の代表ら(2021年7月、京都市下京区)

祇園祭前祭で巡行する山鉾(2019年7月、京都市下京区・四条河原町交差点)

祇園祭前祭で巡行する山鉾(2019年7月、京都市下京区・四条河原町交差点)

会見する祇園祭山鉾連合会の木村理事長(右)=京都市下京区

会見する祇園祭山鉾連合会の木村理事長(右)=京都市下京区

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年、21年と中止された祇園祭の山鉾巡行について、祇園祭山鉾連合会(京都市中京区)は20日、3年ぶりに開催する方針を決め、発表した。前祭(さきまつり)は7月17日、後祭は24日、例年通りの巡行経路で実施する。


 山鉾保存会の代表者が集まった会議で決定した。記者会見した同連合会の木村幾次郎理事長は「感染対策の徹底を前提に、文化遺産を継承する連合会、保存会の思いとして、できる限り本来のかたちで行事を催行することを確認し、総意として決定した」と述べた。


 新型コロナの緊急事態宣言が出た場合は「計画を大幅に見直す」とし、山鉾巡行は行わないという。宵山行事については関係機関と調整中のため、決まり次第発表するとしている。


 感染対策として同連合会は、各保存会の行事参加者はワクチン接種を受けるかPCR検査での陰性を確認する▽授与品販売の整理要員を置く▽宵山期間の山鉾見物は昼間にお願いする▽近隣の飲食店に路上販売を自粛していただく-などに取り組むとした。宵山期間に交通規制が行われた場合、路上に出る露店に対しても食べ歩きにならないような対応を求めるという。


 山鉾巡行は前祭が23基、後祭が11基。今年は鷹山(たかやま)が江戸時代後期以来、後祭の巡行に本格復帰する。


 20年は58年ぶりの中止となり、21年も断念した。2年続けて開催できなかったのは、太平洋戦争の影響で1943年から4年連続中止となって以来だった。


 20、21年は各山鉾保存会の代表者らが榊(さかき)を手に八坂神社四条御旅所(京都市下京区)まで歩く「拝礼行列」を実施した。