写真化学

写真化学

 1868年に創業した京都市中京区の老舗印刷会社。常に新たな事業に取り組む社風で、同社から1943年に半導体製造装置メーカーのSCREENホールディングス(HD)、2001年に大型フォトマスク製造のエスケーエレクトロニクス、という二つの上場企業が独立した。

 もともとの社名は「石田旭山印刷」。創業者、石田才次郎の銅板彫刻家としての雅号から付いた。精緻な絵図の印刷などで事業を伸ばした。1970年、ステンレスに絵柄を付ける事業やプリント基板製造などの新規事業が育ってきたため、現社名に変更した。

 ロゴマークはCommunication(触れ合い)、Challenge(挑戦)、Creation(創造性)、Cultivation(自己研さん)の四つのCを表している。

 現在の印刷事業は、高品質な仕上がりが強み。展示会やホームページなどの相談があれば積極的に企画やデザインを提案し、受注増につなげている。粉体処理装置やかくはん機などのものづくり事業も力を入れている。

 石田敬輔社長は「どの時代も、強い意志でやり抜くという創業者的な精神で事業を行ってきた。今後も新しい事業に挑戦したい」と意気込む。

(2015年3月1日朝刊掲載)