ハマムラ

ハマムラ

 社名を中国人風の横顔にデザインしたロゴが目を引く。1924(大正13)年に京都で初の中華料理店として誕生し、京都の中華料理を発展させてきた。

 創業者の濱村保三氏は、明治から大正にかけてサーカス団を率いて欧州を巡業。各地にチャイナタウンがあり、中華料理が受け入れられていたことから帰国後、縄手通四条上ルに店を構えた。しかし、一般になじみが薄い中華料理をなかなか食べてもらえない。そこで考えたのがロゴマークの公募だった。顔をデザインした大学生の案を採用し、飛行機からロゴ入りのビラをまくなど豪快に宣伝したという。

 第2次世界大戦の影響で1号店は閉店したが、戦後、京都駅観光デパートに出店した。現在はハマムラ(京都市左京区)としてイオンモールKYOTO店など3店舗を運営する。
 保三氏の孫で3代目の弓倉和夫社長は「今後は創業店に値する路面店を出したい。(インターネット上で投資を募る)クラウドファンディングなど時代に合った形で事業を展開したい」と話す。

 保三氏の弟が始めた河原町店は2014年4月の閉店後、9月に京都府庁前で店を再開し、同じく顔のロゴを掲げている。

(2015年1月25日朝刊掲載)