京都信用金庫

京都信用金庫

 1971年に京都市左京区の国立京都国際会館で開いた「京信 春の祭典」。当時理事長だった故榊田喜四夫氏が「KSK」と書いた三本柱に代わる新たな社章「Cマーク」を発表した。前年の「コミュニティ・バンク」宣言に込めた思いを「C」の文字で表した。

 3本の「C」は、会員・顧客、職員・家族、地域社会をそれぞれ意味する英語の頭文字で、全体として文化の「Culture」を示す。鴨川、桂川、木津川の流れも併せて表現したという。

 コミュニティ・バンク宣言は、中小企業を支えるだけではなく、地域の経済や文化に寄与する新しい金融機関として歩む決意だった。その後、全国の地域金融機関にも影響を与えたという。

 23(大正12)年に京都繁栄信用組合として発足し、51年に現在の名称・組織になった。社章制定時の営業基盤は京都市内だけだったが、72年には大阪府枚方市に出店し、74年には大津市信用金庫と合併した。

 全国有数の規模を誇るコミュニティ・バンクとしての「地域」が今では滋賀県や大阪府にも広がっている。「信金は地域の繁栄があってこそ成り立つ。これからも人とのつながりを大切にしていきたい」(広報部)と決意を新たにする。

(2014年9月7日朝刊掲載)