京阪電気鉄道

京阪電気鉄道

 創業者は鉄道会社を含め全国約500の企業創設に関わった実業家渋沢栄一で、1906年に創立した。社名は、路線が京都と大阪を結ぶことから名付けられ、10年に大阪の天満橋駅と京都の五条駅間が開通した。

 渋沢は、会社発足の発起人総会で創立委員長となった。当時の資料からは、渋沢が大阪-京都間の貨客輸送力について、政府が敷設した東海道線(現在のJR西日本)だけでは不十分で、新たな鉄路が必要と考えていたことがうかがえる。

 ロゴマークは、「京阪ブランド」の確立に向け、2008年4月に導入した。別々のマークを使っていたグループ会社でも統一した。形は社名の「K」を表し、上部の三角形のオレンジ色で暖かさや趣を、下部のグレー色で安心・安全や優しさなどを表現している。

 ブランドで目指す価値観は、「心のこもった」「身近」「誠実」など九つ。「うちが目指すのは『おしゃれ』ではない、と話し合った」(経営統括室)。心待ちにされるサービスの提供や街づくりを目指し、マークには「こころまち つくろう」の言葉を添える。

 同社は「渋沢の進取の精神を受け継ぎ、『安全とチャレンジ』『選ばれる京阪』を目指したい」(同)としている。

(2013年10月20日朝刊掲載)