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 任天堂出身の平澤創社長が1992年に京都市中京区で設立し、通信用やデジタル機器向けの音楽データの制作から出発した。99年には世界で初めて携帯電話向けに「着信メロディー」の配信サービスを実用化し、100カ国以上に広めた。現在も音楽や映像などの多様なコンテンツをインターネットで提供する。

 社名は英語の「信頼」。インターネットでコミュニケーションをとる社会になっても人と人との信頼関係が最も重要との意味を込めた。ロゴマークは、社名の頭文字「f」をモチーフにし、「驚き」を意味する「!」の周囲に、世界をイメージした輪を組み合わせた。独特のデザインで企業ビジョン「驚きを世界に」を表現している。

 昨年3月、日本最古のレコード会社日本コロムビアを子会社化し、膨大な音楽コンテンツを手に入れた。メジャーレコード会社の楽曲が聴き放題のインターネットラジオをはじめ、店舗用のBGMサービスなどに生かし、好評という。最近は若手アーティストの育成や会員制交流サイト(SNS)も展開中で、「時代が変わっても音楽を送り届ける仕組みの創出に挑戦し続け、人々の暮らしを豊かにしたい」(グループ経営企画室)と話している。

(2015年2月22日朝刊掲載)