京都水族館や鉄道博物館が開業し、多くの家族連れやカップルでにぎわう京都市下京区の梅小路公園。今や新たな観光名所だが、かつてそこは、石炭が積み上げられ、多くの労働者が機関車の整備や荷物の積み卸しに従事する物流の一大拠点だった。

 明治から大正期、現在の公園を中心とした一帯には旧国鉄の蒸気機関車車庫や梅小路貨物駅が開設された。昭和にかけて社宅や倉庫も次々と立ち並んだ。

 ただ、高度成長期が終わる1970年代に入ると、