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平成最後の顔見世、開幕 坂田藤十郎さんら魅了

12月の顔見世初日の舞台。「新口村」で親子共演する坂田藤十郎さん(中央)と中村扇雀さん(右)、中村鴈治郎さん=1日午後4時5分、京都市東山区・南座
12月の顔見世初日の舞台。「新口村」で親子共演する坂田藤十郎さん(中央)と中村扇雀さん(右)、中村鴈治郎さん=1日午後4時5分、京都市東山区・南座

 先月新開場した南座(京都市東山区)で1日、平成最後となる12月の顔見世が開幕した。京都市出身で、歌舞伎界当代最高峰の坂田藤十郎さん(86)=人間国宝=と、長男中村鴈治郎(がんじろう)さん(59)、次男中村扇雀さん(57)が親子共演する上方歌舞伎の名作「新口村(にのくちむら)」など、昼夜計8演目でファンを魅了した。

 今年は南座新開場を記念して、22年ぶりとなる2カ月連続の顔見世。先月からは演目や役者の顔ぶれを変えた。

 昼の部は、京都の山里が舞台の「寺子屋」、鴨川の流れや東山を月が照らす場面が美しい「鳥辺山心中」「ぢいさんばあさん」と、京都ゆかりの狂言が続いた。「新口村」では紙吹雪が舞う中、藤十郎さんらが至芸で、親子の情愛をたっぷりと見せた。

 夜の部は、片岡仁左衛門さん(74)=人間国宝、片岡孝太郎さん(50)、片岡千之助さん(18)の松嶋屋一家3世代がそろう「義経千本桜」が眼目。千之助さんの若々しい立ち回りや、仁左衛門さんの上方の情味ある芝居で、客席を引き込んだ。ほかに「白浪(しらなみ)五人男」や舞踊もあり、終演は午後10時前となる。26日まで。

【 2018年12月01日 23時25分 】

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