出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

滋賀の近江牛「GI」登録 海外輸出へ後押し

地理的表示に登録された近江牛の肉を手に、笑顔を見せる滋賀県畜産振興協会の正田会長(大津市・県庁)
地理的表示に登録された近江牛の肉を手に、笑顔を見せる滋賀県畜産振興協会の正田会長(大津市・県庁)

 滋賀県特産の和牛「近江牛」が15日、ブランド産品として保護を受ける農林水産省の地理的表示(GI)に登録された。県内の産品では初めて。生産者が海外輸出の促進に向け、期待感を示した。

 GI登録されると、国が知的財産として模倣品を取り締まり、品質を保証する。農水省によると、日本と欧州連合(EU)が結ぶ経済連携協定でGIの相互保護リストが最終決定し、近江牛も入った。EU加盟国で偽ブランド品が出回った場合、取り締まりの対象になる。

 登録団体は生産者らでつくる滋賀県畜産振興協会(近江八幡市)で、7月に申請していた。米どころの滋賀の稲わらを餌に与えるなど生産方法の基準がある。牛では「神戸ビーフ」「但馬牛」などに次いで7例目の登録。

 近江牛は2010年から海外輸出を始め、昨年度は348頭をシンガポールやタイなどに出荷した。この日、大津市の県庁で三日月大造知事に登録を報告した同協会の正田忠一会長(79)は「ほかの産地との競争に負けないよう、海外への発信を強化したい」と意気込んだ。

【 2017年12月15日 22時19分 】

ニュース写真

  • 地理的表示に登録された近江牛の肉を手に、笑顔を見せる滋賀県畜産振興協会の正田会長(大津市・県庁)
京都新聞デジタル版のご案内

    地域の経済ニュース

    全国の経済ニュース