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旅館への外国人需要掘り起こせ 京都、英語PR動画

京都市が旅館の魅力を発信するために作成したPR動画
京都市が旅館の魅力を発信するために作成したPR動画

 京都市が旅館の魅力を伝える取り組みを強化している。PR動画を作成し、インターネット配信を始めたほか、「京都らしい宿泊施設」の表彰制度を創設し、70軒を選んだ。旅館はホテルに比べて外国人の利用が少ないため、潜在的な需要の掘り起こしを図る。

 市などが2015年度に行った調査では、旅館の年間平均客室稼働率は70・1%、宿泊客全体における外国人の構成比は29・2%だった。ホテルは稼働率88・9%、構成比35・1%で、いずれも旅館を大きく上回った。旅館は個人経営や家族経営も多い。従業員は30~40代の中堅がホテルに比べて少なく、60代以上の女性が多いというデータもある。

 PR動画は、京都観光オフィシャルサイト英語版で発信している。老舗旅館に宿泊した外国人カップルが浴衣姿で日本酒や料理を楽しむ様子を撮影した。市が世界11都市に設けている情報発信拠点や海外商談会でも放映する。

 「京都らしい宿泊施設」は、客室に床の間のある和室があることや、和食を提供し、和装の部屋係がいることなどが要件。建具や調度品に伝統産業品を活用しているかや、茶道などの文化体験を提供しているかなども審査して選ぶという。70軒の名称は、京都観光オフィシャルサイト英語版に掲載する予定。

 市内の旅館は2017年度末で364軒。市観光MICE推進室は「旅館はおもてなしを体現している。多くの京都らしい体験が観光客の満足度向上につながれば」としている。

【 2018年05月29日 17時00分 】

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