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タンスに眠る着物シェア 京都の起業家が新ビジネス

和装のシェアサービスを始めた太田さん(京都市下京区・水端)
和装のシェアサービスを始めた太田さん(京都市下京区・水端)

 タンスに眠っている着物を預かり、所有者間で互いに利用してもらうビジネス「シェアクロゼット」を、京都市の女性起業家が始めた。手入れや着付け、コーディネートなど、着物初心者がつまずきやすい課題を引き受けて解決する。着物を気軽に楽しめるサービスとして注目されている。

 京都市下京区の太田由恵さん(28)。「ゆっけ」のニックネームで着物の相談会を市内の飲食店で開いたり、中古着物を格安で販売したりして、若者に着物の魅力を広げる活動を展開している。

 シェアクロゼットの店舗「水端(みずはな)」は4月、下京区にオープンさせた。利用者は、月額3千円で着物や帯5点を預け、他の利用者と共有のタンスに保管してもらう。着物を着たくなれば、2週間前に予約した上で店舗に行き、他の利用者の所有物も含めてタンスに入っている着物を好きに選べるという仕組み。コーディネートの幅が広がるのも特徴の一つだ。

 着物を日常的に着る上でハードルとなる保管場所や手入れ、着付け(別料金)などは、店舗が請け負う。着物に関する相談や買い物同行なども行う。

 呉服店での勤務経験がある太田さんは、母親や祖母から譲り受けた着物を持っていても、多くの人が着付けや手入れなどが不安で実際に着用するのが難しいと感じていた。「誰もがつまずくところを解消すれば、もっと簡単に着られる。着物を始める人の入り口になろう」と考え、起業した。

 太田さんは「着物はいつもよりすてきに見えるファッション。まず楽しいと感じてほしい」と話している。問い合わせはinfo@mizhana.comまで。

【 2018年06月18日 22時00分 】

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