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ネット×実店舗で販売連携 ワコールが新戦略

ワコールが来春開設する「次世代型ショップ」のイメージ図
ワコールが来春開設する「次世代型ショップ」のイメージ図

 下着大手ワコール(京都市南区)は3日、インターネットと実店舗の販売を掛け合わせる「オムニチャネル戦略」の新たな計画を発表した。体の採寸が5秒でできる「3Dボディスキャナー」や、接客に活用できる人工知能(AI)などを来春から順次導入。顧客のデータをより深く管理して販促に生かし、接客サービスの向上と収益構造の転換を図る。

 計画は、百貨店の閉店などの影響で卸売事業が縮小傾向にある中、店舗販売にデジタル技術を取り入れ、インターネット通販とも連携させるのが狙い。3Dスキャナーはバストなどの採寸時のストレスを軽減するため、2021年度までに全国100店舗に導入する。サイズは、客がスマートフォンなどで確認できるようにする。

 また、販売員を支援するため、購入履歴などが確認できるタブレット端末を来年度にも1千台を配備する。来店客の簡単な質問に自動で答える「接客AI」も店舗に導入する。来春には、新技術を活用した「次世代型ショップ」を試験的に開設し、効果を検証する。

 このほか、顧客や在庫のデータを一元管理し、客ごとに適した商品の提案や販売ロスの削減に役立てる。

 同社の伊東知康社長は京都市内で開いた会見で、「最新のデジタル技術との融合で、個々の客に寄り添った接客が可能となる。将来的には世界の共通インフラにしたい」と強調。同戦略の強化で、EC(電子商取引)の売上高割合が17年度の13%から21年度には20%程度に引き上げられるとの見通しを示した。

【 2018年08月03日 22時39分 】

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