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台風停電「復旧いつか説明できない」 関電対応に疑問の声

懐中電灯をつけて、食卓で向かい合う野尻さん夫婦(5日午後7時、京都市右京区京北大野町)
懐中電灯をつけて、食卓で向かい合う野尻さん夫婦(5日午後7時、京都市右京区京北大野町)

 台風21号の暴風で京都府内は延べ約16万5千戸で停電し、6日午前0時現在も約2万7千戸の電気が止まっている。関西電力は完全復旧に少なくとも7日までかかるとし、店舗の休業が相次ぐなど市民生活に影響が出ている。なぜ、復旧にこれほど時間がかかるのか。関西電力の説明では、電柱の倒壊や倒木による電線被害が広範囲で発生したことに加え、停電地域を自動表示するシステムが故障し、「修理場所を探すのに時間を要している。どの地域がいつ復旧するのか説明できない」という。従来は発表していた市町村別の停電戸数を今回は公表していない。

 自治体からも関電の対応に疑問の声が上がる。京都市内では医療機関の停電も相次ぎ、給水ポンプの停止で最大1200戸が断水、5日夜も230戸で復旧しないという。関電の窓口につながらなかった住民の苦情は市にも殺到し、京都市は関電に復旧見通しなどの情報を求めた。だが十分な説明はなかったとし、市幹部は「こちらも関電に何度も問い合わせたが、ほとんど情報がない」とため息をついた。

【 2018年09月06日 09時50分 】

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