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ファーマフーズ、創薬事業に本格参入 京都に研究所開設

ファーマフーズの創薬研究所の完成予想図
ファーマフーズの創薬研究所の完成予想図

 ファーマフーズは29日、京都市西京区の桂イノベーションパークにある本社敷地内に創薬研究所を2019年夏に開設すると発表した。独自のバイオ技術を生かして治療薬の候補物質を研究する。市場が広がる抗体医薬品をターゲットに、創薬事業に本格参入する。

 研究所は4階建て、延べ約1500平方メートル。来年8月ごろに完成し、来秋から稼働する見込み。投資額は約10億円。

 同社は自己免疫疾患の発症や進行に絡むタンパク質の働きを抑えるニワトリ由来の抗体開発に成功。今月には田辺三菱製薬と抗体医薬品の創出を目指して共同研究契約を結んだ。今後、契約一時金などで最大2億5千万円を得る。

 田辺三菱は、今回開発した抗体を全世界で独占的に製造販売する契約をファーマフーズと結ぶ予定。ファーマフーズは開発の進捗に合わせて一時金を得るほか、医薬品の販売後はライセンス料を受け取る。今回の契約を足掛かりに創薬ビジネスを強化する。

 新拠点では、自己免疫疾患向けに加え、国立がん研究センターとがん向けの創薬研究も進める。卵黄に含まれるタンパク質の一種「ペプチド」を用いた骨形成促進などの研究開発にも取り組む。同社の青笹正義取締役は「進行中の創薬プロジェクトを前進させ、さらに新たな医薬品候補の創出へつなげたい」と話した。

【 2018年10月29日 22時17分 】

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