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果物収穫、バーチャルで楽しんで 東京「ここ滋賀」で体験会

パソコン画面を見ながら収穫したい柿を選ぶ体験者(東京都中央区日本橋・ここ滋賀)
パソコン画面を見ながら収穫したい柿を選ぶ体験者(東京都中央区日本橋・ここ滋賀)

 ITを活用し、遠隔地の果物の収穫を疑似体験できる催しが19日、東京・日本橋の滋賀県情報発信拠点「ここ滋賀」で行われ、訪れた人たちが東京から約350キロ離れた高島市の果樹園と連携して柿の収穫を楽しんだ。

 同市の果樹園では、内蔵のカメラで目の前の映像を送ることができる眼鏡型の機器「スマートグラス」をかけた収穫役が柿の実の前でスタンバイ。送られてきた映像をパソコンで見た東京の体験者が気に入った柿を選ぶと、スマートグラスにも東京と同じ映像が映し出され、指定された柿を実際に収穫する。

 こうした収穫体験モデルは、ITを活用した「スマート農業」に取り組む「パーシテック」(京都市下京区)が開発した。農業初心者がベテランの指導を受けながら作業を行うための技術を応用したという。

 今回は、同社の水尾学社長(59)の家族が営む柿園と、ここ滋賀をつないだ。体験した千葉県市原市の中学1年内村駿汰さん(13)は「柿がなっている様子を見たのは初めて。その場にいる感覚で面白い」と話していた。

 水尾社長は遠隔地を結ぶ収穫体験の可能性について「都会の子どもたちは農業の現場を楽しみながら学べるし、生産者側にも収穫というプロセスを収入につなげられるメリットがある」とする。地域のPRや観光誘客にも効果が見込めるといい、今後は年間を通じて実施できるよう若手を中心に連携農家を増やしていく。

【 2018年11月19日 22時33分 】

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