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稲盛和夫氏の勉強会「盛和塾」解散へ 国内外で塾生1万4千人

稲盛和夫氏
稲盛和夫氏

 京セラ(京都市伏見区)の創業者で世界的な経営者として知られる稲盛和夫名誉会長(86)が塾長を務める経営者の勉強会「盛和塾」が2019年末で解散する。同塾が公式ホームページで5日に発表した。稲盛氏が、高齢による身体面などを考慮して決めたとしており、京都で発足して多くの経営者を育てた塾が36年を経て来年幕を閉じる。

 盛和塾は、京都の若手経営者が稲盛氏の経営哲学を学びたいと望んで、1983年に設立された自主勉強会。国内外に塾は広がり、海外でもブラジル、台湾、中国、米国などで活動し、日本の56塾、海外の44塾と合わせて塾生は約1万4千人にもなっている。

 稲盛氏は、3月に京都市内の集会への出席が同塾の活動の最後となっていた。ホームページに寄せた稲盛氏のメッセージによると、最近は「身体がいうことをきかない」とするが、来年夏に横浜市で開く世界大会には出席するという。だが、「代わりに誰かがフィロソフィー(哲学)を解説してももう稲盛哲学ではない」として、「一代限りで終わらせるのが一番良いと判断した」としている。

 稲盛氏は、独自の経営哲学で京セラを一代で世界的な電子部品企業に発展させた。第二電電(現KDDI)の設立にも携わり、日本航空の再生にも手腕を発揮した。

【 2018年12月06日 21時00分 】

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