出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

西陣織「普段使いして」洋装商品を開発、パンプス7日発売

ポリエステル製の西陣織を使った水に強いパンプスを提案するサカイさん(左)、松田さん(右)=京都市上京区
ポリエステル製の西陣織を使った水に強いパンプスを提案するサカイさん(左)、松田さん(右)=京都市上京区

 西陣織の再興に取り組む京都市内の若手経営者2人が、女性が日常的に身につけられる西陣織のアパレルブランド「circu(サーキュ)」を立ち上げた。商品の第1弾として、水に強いポリエステルを主材料にした靴を開発。「現代生活になじむアイテムを、若い世代が気軽に取り入れてくれたら」と願いを込める。

 手がけるのは北区の織元の2代目サカイタカヒロさん(30)と、伝統工芸の魅力を伝えるカフェ「センボンラボ」(上京区千本通一条上ル)経営者でデザイナーの松田沙希さん(23)。ブランドは20~40代女性をターゲットにし、鞄やベルトなど洋装になじむ製品を展開する。

 靴(パンプス)はシルクではなくポリエステルで繊細な模様を織った生地を使うことで、水や汚れに神経質にならず毎日使える商品に仕上げた。仕事やパーティーなど多様なシーンで使えるデザインにし、ライトグレーや黒など3色を展開。1足2万2千円。

 サカイさんは2年前、帯以外の生産需要を見込み、服やインテリアに活用できる広幅の生地を織れる織機を導入した。このためポリエステル生地を、価格を抑えて効率的に生産できるのが強み。松田さんは若い感性や発信力を生かし、デザインやPRを担当する。

 松田さんは「細やかな柄や金糸が丁寧に織られているというのが西陣織の魅力で、必ずしも和柄やシルク製である必要はないのでは」と指摘。サカイさんは「西陣織を世界に広めたい。そのためには日常で使ってもらうことが大切」と力を込める。7日からクラウドファンディングサイト「Makuake」を通じ販売。2月17日と3月9日にセンボンラボで試着会を開く。問い合わせは同カフェ075(468)1263

【 2019年02月07日 10時51分 】

ニュース写真

  • ポリエステル製の西陣織を使った水に強いパンプスを提案するサカイさん(左)、松田さん(右)=京都市上京区
京都新聞デジタル版のご案内

    地域の経済ニュース

    全国の経済ニュース