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閉鎖危機の木材市場、再出発 顧客ら出資で新たな株式会社

良材が競り落とされた八木原木市場の初競り(南丹市八木町)
良材が競り落とされた八木原木市場の初競り(南丹市八木町)

 京都府丹波地域の木材を中心に扱う南丹市八木町の「八木木材市場」が「八木原木市場」と名称を変え、新たな経営形態で再出発した。市場の顧客や出荷者が出資する株式会社が運営して、閉鎖の危機にあった市場を存続。8日に初競りが行われ、良材が次々と競り落とされた。

 八木町の木材市場は府内で2カ所残る、民間運営の市場の一つ。従来の体制では経営改善が望めないとして、八木木材市場を経営してきた谷口忠武さん(77)が木材を出荷する林業者や購入する製材業者らに出資を募り、新たな株式会社を設立した。

 初競りには南丹市や福知山市などから約630立方メートルの原木が出され、約50人が参加。4メートルに切りそろえられたスギやヒノキなどを競り人が順番に値段をやりとりし、買い手が合図を出して木材を競り落とした。

 谷口さんは「木材市場は非常に大切なインフラ。市場の存続が地域の林業者や製材業者を守ることにつながる」と語り、運営を引き継ぐ林業川本修三さん(43)は「市場がないと困る方がたくさんいる。信頼関係を得られるよう努力したい」と話した。

【 2019年04月09日 15時20分 】

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  • 良材が競り落とされた八木原木市場の初競り(南丹市八木町)
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