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電子看板で京都の観光案内、嵐山などで試験運用 データ収集も

リニューアルした最新のデジタルサイネージの機能を使って東京からあいさつするウェスト社長(画面)=京都市右京区・嵐電嵐山駅
リニューアルした最新のデジタルサイネージの機能を使って東京からあいさつするウェスト社長(画面)=京都市右京区・嵐電嵐山駅

 京都スマートシティ推進協議会と京都府は、府内の観光地や東京、大阪にパブリックデジタルサイネージ(電子看板)を設置し、試験運用を始めた。京都市右京区の嵐電嵐山駅では23日には、双方向型の最先端機能を搭載したサイネージへのリニューアル式典が催され、テレビ会議システムによる観光案内などを初披露。利用者の関心が高いコンテンツなどのビッグデータを収集し、観光客の利便性向上やビジネスへの活用を目指す。

 同事業は、府が進める「京都スマートシティ構想」の一環。観光客と住民が快適に過ごせる社会を目指す「京都スマート観光プロジェクト」として、2017年から旧式サイネージを嵐電嵐山駅などに設置して観光案内に活用してきた。

 本年度からは本格的なデータ収集に取り組むため、嵐電嵐山駅と西院駅にシスコシステムズ合同会社(東京)の最先端サイネージを導入。JR京都駅などの府内各所の観光地と大阪市、東京都にも旧式のサイネージを設置した。

 嵐山駅の新サイネージでは、大きなタッチパネル画面で府内の有名観光地の周辺マップや店舗情報を紹介。多言語対応で訪日外国人も利用しやすい。インスタグラムなどSNSによる投稿表示コーナーもあり、観光地や観光客のリアルタイムな情報も見られる。

 テレビ会議システムでは、遠隔地のコンシェルジュによる説明や観光客の誘導も可能にした。タッチデータと人流解析カメラと合わせて観光客の関心が高い情報、属性、人の流れなどのビッグデータ収集にも役立てる。

 嵐電嵐山駅構内で開かれたリニューアル式典には関係者ら約30人が出席。早速テレビ会議システムを活用して、東京にいるシスコシステムズ合同会社のデイヴ・ウェスト社長が「新サイネージには最新の技術を実装した。新しい観光のあり方を提案していきたい」と京都の会場にあいさつした。山下晃正府副知事は「将来的には他地域との連携も考えている。ディープな情報を求める訪日外国人に地域の情報を発信して活性化させたい」と方針を語った。

 今後、同プロジェクトでは、参加企業でつくる「京都ビッグデータ活用プラットフォーム」で、10カ所のサイネージから得られる観光客のビッグデータを分析してビジネスや観光対応に活用する方法などを探る。同協議会は「今秋の京都スマートシティエキスポでサイネージの活用方法を披露できたらいい。将来的に地域の商店街などにも活用を広げたい」としている。

【 2019年05月24日 14時15分 】

ニュース写真

  • リニューアルした最新のデジタルサイネージの機能を使って東京からあいさつするウェスト社長(画面)=京都市右京区・嵐電嵐山駅
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