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日本電産、社名Nidecに変更示唆 永守会長、株主総会で

株主総会後に記者会見する日本電産の永守会長(右)と吉本社長=京都市下京区・リーガロイヤルホテル京都
株主総会後に記者会見する日本電産の永守会長(右)と吉本社長=京都市下京区・リーガロイヤルホテル京都

 日本電産は18日、定時株主総会を京都市下京区のホテルで開いた。通期で6年ぶりとなる19年3月期の減益決算の要因となった中国市場の動向について質問が相次いだ。吉本浩之社長は今秋以降に業績が回復するとの見通しを説明し、「まだ底を打った感じはなく足元は楽観視していないが、需要は必ず戻る」と強調した。

 今年は、創業者の永守重信会長が後継指名し、昨年6月に就任した吉本社長が初めて議長を務めた。吉本社長は総会後の記者会見で集団指導体制への移行を進めているとし、「まだスピードが足りない。即断即決の経営を加速するのが2年目の課題」と語った。

 永守会長は経済情勢の変化もあり、今年から吉本社長と経営を分担していると説明。「CEO(最高経営責任者)は厳しい仕事。経営の基礎を学ぶのに最低3年は必要で、業績の記録を大幅に塗り替えてくれたら任せる」と述べ、経営権を移譲する「条件」を示した。

 一方、永守会長は株主の質問に対し、自ら命名した「日本電産」の社名を将来的にはグローバルブランドとして使う「Nidec(ニデック)」に変更する可能性があると示唆した。会見で永守会長は「海外の会社の大半がニデックで、いずれ判断する。(社名変更は)完成品をやる時になると思う」と説明。最終製品を手掛ける事業への意欲も示した。

 株主総会には昨年を105人上回る過去最多の1178人が来場した。

【 2019年06月18日 20時38分 】

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