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舞鶴港にバイオ発電所 パーム油利用し国内最大規模、22年開業

パーム油を使ったバイオマス発電所の建設が計画されている土地(舞鶴市喜多)
パーム油を使ったバイオマス発電所の建設が計画されている土地(舞鶴市喜多)

 京都府舞鶴市喜多地区と舞鶴港喜多埠頭(ふとう)の府有地計約3・8ヘクタールに、民間発電事業者がパーム油を燃料としたバイオマス発電所の建設を計画していることが9日、分かった。パーム油を使う発電所では国内最大規模で、固定価格買い取り制度を活用し、関西電力に売電するという。

 再生可能エネルギーの開発や投資を行うカナダの企業「Amp」の日本法人が出資する「舞鶴グリーンイニシアティブス合同会社(MGI)」が事業主体となり、日立造船に建設、運営、保守を委託する。最大出力は66メガワットで、年間では一般家庭12万世帯分に相当し、パーム油を年間12万トン使用する。今年中に事業化を決定し、2022年11月からの商用運転開始を目指す。

 MGIによると、主にインドネシアの燃料会社「シナルマス」と、「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」の国際認証を取得したパーム油を20年間供給する契約を結ぶ計画という。予定地の西側には住宅地が広がるが、高さ10メートルの防音壁や同17メートルの煙突を建設。最寄りの民家から防音壁までは約90メートルを空け、市とは騒音や振動について通常より厳しい規制値を定めるなどの協定を締結する、としている。

 パーム油については、環境保護団体などが開発に伴う熱帯雨林の減少などを指摘。世界自然保護基金(WWF)ジャパンは7月、計画見直しと燃料の持続可能性基準の策定を求める要望書を国や府、市、日立造船に提出した。MGIは「住民の心配も認識しており、府を通じて回答する。近くホームページで事業者としての見解も示したい」としている。

【 2019年09月10日 11時01分 】

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  • パーム油を使ったバイオマス発電所の建設が計画されている土地(舞鶴市喜多)
岸田繁 交響曲第一番・第二番 連続演奏会 2019.10.5

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