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時計修理技術、本職と競い銀 技能五輪で専門学校生

技能五輪全国大会で銀賞に輝いた的野さん(大津市神宮町・近江時計眼鏡宝飾専門学校)
技能五輪全国大会で銀賞に輝いた的野さん(大津市神宮町・近江時計眼鏡宝飾専門学校)

 大津市神宮町の近江時計眼鏡宝飾専門学校の学生が、昨年11月下旬に開かれた技能五輪全国大会で時計修理の銀賞を獲得した。大手時計メーカーの社員と技術を競い合っての栄誉に「時計とかかわってきて良かった」と喜ぶ。

 時計宝飾科3年の的野祥歩さん(22)=大阪市大正区。高校時代に知人が集めていた懐中時計を見て、時計の構造に興味を覚えた。19歳で同校に入学、機械式時計の組み立てや修理などを学んできた。

 技能五輪は中央職業能力開発協会が主催し、おおむね23歳以下の若者が、42の職種に分かれて技術を競い合う。時計修理には全国から時計メーカーの社員ら16人が参加し、時計の修理や部品製作、金属バンドの仕上げなどの課題に計9時間にわたって取り組んだ。

 的野さんは初参加した2016年の大会では入賞できず、大会直後から1年後の個人賞獲得を目指して特訓してきた。同校講師の染矢泰輔さん(32)は「アルバイトを掛け持ちしながら、朝一番に学校に来て熱心に実習していた」と語る。

 17年の大会では落ち着いて課題に臨めたといい、目標だった敢闘賞より上の銀賞に輝いた。「メダルをもらったときには驚いただけだったが、表彰式が終わった後に喜びが込み上げてきた」と話す。

 春からの就職が決まっているが、家には十数個の時計と修理道具もある。的場さんは「これからも時計に関わっていきたい」と笑顔を見せた。

【 2018年01月03日 14時00分 】

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