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「伏見工」最後の卒業生が研究発表 京都、思い出の校舎で

研究活動に協力してもらった市民らを前に、成果を発表する伏見工業高全日制の生徒たち(京都市伏見区)
研究活動に協力してもらった市民らを前に、成果を発表する伏見工業高全日制の生徒たち(京都市伏見区)

 学校統合によって3月末で閉じられる伏見工業高全日制の3年生がこのほど、京都市伏見区深草の旧校舎に授業の研究活動で協力を得た市民を招いて、最後の成果発表会を開いた。生徒は感謝の思いを胸に自然エネルギーを活用した発電システムや河川の水質調査などについて報告。来場者は「卒業しても、伏工で学んだことを大事にして」と声援を送った。

 発表会を開いたのはシステム工学科工学探究コース3年の16人。洛陽工業高との統合で昨年度に京都工学院高が開校し、伏見工業高全日制では現3年生が最後の卒業生となる。同科都市情報システムコースの生徒も昨年10月~今年1月、地域住民に自分たちで作った防災マップや避難場所の案内板を紹介した。

 この日、生徒たちは市民団体とともに市内の河川で行った水質や生物の調査、竹林を整備する人に役立ててもらう太陽光発電機能付きトイレ、水力発電のために製作した水車などについて報告した。

 野田航平さん(19)は「地域の方と連携することで、知らない情報を得られ、活動範囲が広がった」といい、樋上寛大さん(18)は「良いものができたねと言ってもらい、よかった。京都工学院高にもこの伝統を引き継いでほしい」と語った。

 発表を聞いた市民からは「社会に出ても、地域との協力を続けてほしい」などの声も。近くに住む杉井正治さん(69)は「先輩の積み重ねがあなたたちの中に入っている。大事にしていってほしい」とエールを送った。

【 2018年02月14日 11時00分 】

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