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先生の髪切り「命の授業」 京都の中学、医療用かつら学ぶ

実際に髪にはさみを入れ、ヘアドネーションの一端を体験する生徒ら(京都市下京区・洛友中)
実際に髪にはさみを入れ、ヘアドネーションの一端を体験する生徒ら(京都市下京区・洛友中)

 子ども向けの医療用かつらを作るために毛髪を寄付するボランティア活動「ヘアドネーション」を生徒に広く伝える授業が1日、京都市下京区の洛友中であった。

 ■昼間部・夜間部の生徒参加

 同中の英語教員保杉香奈さん(28)の発案で、不登校を経験した子が通う昼間部と、義務教育を受ける機会のなかった人が学ぶ夜間部の生徒計約30人が参加した。

 ヘアドネーションに取り組む中京区の美容室「リノヘアーデザイン」の美容師佐合外士己(さごうとしき)さん(37)が講師として来校。生徒らは、1人分のかつらを作るのに必要な髪の毛の量や、かつらを必要とする子どもの8割が脱毛症であることなどを保杉さんと佐合さんから聞いた後、実際に保杉さんの髪を切った。

 2年間伸ばした長い髪を束ねた後、夜間部と昼間部の生徒、教員の計8人が順にはさみを入れ、佐合さんが整えた。髪を切った夜間部3年の新井玉子さんは「先生の髪にはさみを入れるなんてドキドキしたけれど、うまく切れてよかった」と話した。

【 2018年03月02日 10時49分 】

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