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ホンモロコ、閉校プールで養殖 京都、稚魚4万匹を放流

ホンモロコの稚魚をプールに放流する海洋高生たち(宮津市小田・旧上宮津小)
ホンモロコの稚魚をプールに放流する海洋高生たち(宮津市小田・旧上宮津小)

 2015年から旧上宮津小(京都府宮津市小田)のプールで淡水魚ホンモロコの養殖に取り組む海洋高(同市上司)の生徒たちがこのほど、プールに稚魚約4万匹を放した。生徒らは「生産量を増やしたい」と意気込んでいる。

 ホンモロコはコイ科の魚で琵琶湖の固有種。外来魚の影響で天然物は減っており、高級食材とされている。

 同高海洋資源科栽培環境コースでホンモロコを飼育・管理する3年生5人が、卵から育てた1~1・5センチほどの稚魚を次々にプールに放した。11月ごろに地元の料理店などに出荷する予定。

 今月初めには、NTTドコモが、同社開発の水温や水かさを観測するセンサーを同高に提供した。同高とプールは離れており、これまで生徒たちは1、2週間に1度の実習で、教員は1日2度の餌やりで訪れて観測していた。センサー設置でプールの状態をタブレット端末で常時、確認できる。

 同高によると、一般に流通するホンモロコの中には15センチほどのものもあるが、同高の成魚は大きくて10センチほどしかなく、より大きく育てることが課題だった。

 水中の酸素量が多いほど大きくなり、酸素不足での死滅のリスクも減ることから、酸素供給機を生徒らが設置した。近く、NTTドコモの水中酸素量を測定するセンサーも取り付けて管理する予定。同高はハイテク化での生産増を目指す。

 3年花﨑洸史さん(17)は「先輩たちがたくさん出荷していたので、自分たちも試行錯誤しながらさらに生産力を向上させたい」と話した。

【 2018年06月16日 11時29分 】

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