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「一人でいる子、声をかけて」 夜回り先生、京都で講演

綾部高の3年生たちに熱弁を振るう水谷さん(綾部市岡町・同高)
綾部高の3年生たちに熱弁を振るう水谷さん(綾部市岡町・同高)

 「夜回り先生」として知られる水谷修さんが22日、京都府綾部市岡町の綾部高で講演した。いじめや家庭環境に苦しみ、夜の街に消えて命を失った少年少女たちについて話し「つらい時は周りの人に声を上げて」と3年生約240人に語り掛けた。

 水谷さんは定時制高校元教諭で、繁華街をパトロールして少年少女を更生させる「夜回り」を27年間続けている。貧困といじめの中でシンナー中毒になり事故死した少年を救えなかった体験を話し「償っても償いきれない。それが27年間の闘いの原点」と述べた。

 親の言葉に傷ついて薬物に走り、街で売春の末にエイズで亡くなった高校生の話もした。「『死にたくない』と言って死んでいった。これが夜の世界」と無念をにじませた。生徒たちには「つらい時は声を上げて。泣いても騒いでもいい」「1人でぽつんといる子がいたら声を掛けて。その優しさが相手の人生を救う」と呼び掛けた。

【 2018年06月23日 11時58分 】

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