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京大総長「学生自治、時代にそぐわぬ内容も」 吉田寮問題で見解

定例会見で吉田寮問題に関する見解を述べる山極総長(京都市左京区・京都大)
定例会見で吉田寮問題に関する見解を述べる山極総長(京都市左京区・京都大)

 京都大の山極寿一総長は4日の定例会見で、老朽化した学生寮「吉田寮」(京都市左京区)の寮生に退去を求めている問題を巡って、「学生の自治は大いに意義があるが、今の時代にそぐわない内容もある」と話した。問題点として、大学側が寮自治会の代表者などを正確に把握しきれていないことなどを挙げた。

 吉田寮については、京大が寮の老朽化を理由に全寮生の昨年9月末での退去を求めたが、自治会が反発。話し合いが進まないなか、今年1月になって京大は、現在確認できる寮生以外が寮を占有しないようにする占有移転禁止の仮処分を京都地裁に申し立て執行された、と発表した。

 山極総長はこの日の会見で、寮生らが大学の方針に反して新たな入寮生の募集を続けているとして「執行部の神経を逆なでするもの」と批判。さらに寮生との話し合いについて「対話というのは、建設的な話になる合意がないと意味はない」と説明した。

 一方で「いくつかの提案を合意する希望があるなら、話し合う価値はある。われわれの主張ばかりを言う訳ではない」と、今後に含みを持たせた。

【 2019年02月04日 19時00分 】

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