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どうなる「女子大学」の未来 存在意義を学長たち討論

女子大学の果たす役割について討論する学長ら(京都市右京区・京都光華女子大)
女子大学の果たす役割について討論する学長ら(京都市右京区・京都光華女子大)

 女子大学の現状や未来について考えるシンポジウムが7日、京都市右京区の京都光華女子大で開かれた。京都の女子大の学長らが、学生の教育や教職員のキャリア形成上の課題について意見交換した。

 男女格差の解消のために女子大ができることを考えようと昨年発足した「女子大学連携ネットワーク」が、8日の「国際女性デー」に合わせて開いた。大学や行政関係者、市民約80人が参加した。

 はじめに貧困やジェンダーの問題に取り組む「プラン・インターナショナル・ジャパン」(東京都)の池上清子理事長が講演。途上国では女性が十分な教育を受けられずに貧困の連鎖が続いていると指摘し、「自分を持ち意見を言える女生が育つことが、社会の多様性の実現につながる」と訴えた。

 続いて、京都光華女子大・同大学短期大学部の一郷正道学長と京都女子大の林忠行学長、同志社女子大の加賀裕郎学長が「女性のリーダーシップを育てる」など教育方針を紹介。4人による討論会もあり、女性の教員や管理職の割合は増えている一方、出産や育児を理由にした退職者がいるなど課題を挙げた。

 林学長は教員は研究や教育で多忙だと話し、「まさに修行で、乗り越えるのは大変。教員採用に男女差別はないとはいえ、こうした事情が女性の壁になっていないか」と指摘した。

 各大学で取り組まれているリカレント教育やキャリア教育についての報告もあった。

【 2019年03月07日 22時10分 】

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