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国立大教授、企業に学内設備使わせ170万円受け取る 諭旨解雇

 京都工芸繊維大(京都市左京区)は27日、繊維学系の男性教授(63)が学内の設備を無断で企業に使用させるなどして、計約170万円を受け取る営利行為をしていたと発表した。同日付で教授を諭旨解雇処分にした。受け取ったお金は研究費などに使っており、私的流用は確認できなかったという。

 同大学によると、企業と共同研究する際は学長の許可が必要となる。男性教授は「共同研究との趣旨だったが、手続きや規則を認識していなかった。申し訳ない」と話したという。

 同大学の説明では、男性教授は複合材料工学が専門で、2013年12月と14年7月、学長の許可なく企業に学内の設備を使わせ、技術指導料などとして計約104万円を受け取った。ほかの企業2社からも設備使用料などの名目で計約67万円をもらった。うち1社については学内のセンター長の立場を利用し、無断で同大学と企業との業務委託契約書を作っていた。さらに別の計5社との間で、許可なく講師やアドバイザー役を引き受け兼業していた。

 昨年7月に外部から男性教授が不適切に金銭を受け取っているという通報があり、同8月から今年3月まで調査していた。

 同大学の森迫清貴学長は「極めて遺憾であり、学生や社会に深くおわびします」とコメントした。

【 2019年06月27日 19時00分 】

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