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「京都芸大」2つに?造形芸大が名称変更「市立」は訴訟辞さず

京都造形芸術大(京都市左京区)
京都造形芸術大(京都市左京区)

 「京都造形芸術大」(京都市左京区)が来年4月に「京都芸術大」に校名変更することが27日、分かった。2021年の開学30周年を前に、彫刻や絵画など造形芸術に限らず、舞台芸術や文芸など幅広い芸術の教育・研究に取り組むことをアピールする狙い、という。

 同大学は、1934年に創立した洋裁学校「藤川衣服研究所」を前身とする。77年に京都芸術短期大が開設され、91年に短大とは別に4年制の京都造形芸術大が開かれた。2000年に大学と短大が統合。学生数は5月現在、通信教育部や大学院も合わせて約1万1300人で、4年制芸術系大学では国内最多という。

 同大学を運営する学校法人の関係者によると、91年当初は3学科のみだったが、現在はキャラクターデザインや舞台芸術、文芸表現など学科数が17に増加し、実際の教育・研究内容が造形芸術にとどまらなくなった。また開学当初は校名を京都芸術大とする計画があったといい、文部科学省の審議会で審査を経て、今月27日に文科省に校名変更を届け出たという。

 造形芸術に関する学科やコースは縮小しない方針。学校法人関係者は「校名変更とともに新たなビジョンを見据え、芸術を通して、地域貢献できる学生を育てたい」としている。

 一方、京都市立芸術大は「名称や略称が同一あるいは酷似しており、受験生や本学の学生・卒業生をはじめ、市民に大きな混乱を招く」と反発し、京都造形芸術大と協議しても解決の方向性が見いだせない場合は、訴訟も辞さないとしている。

【 2019年08月28日 08時10分 】

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  • 京都造形芸術大(京都市左京区)
岸田繁 交響曲第一番・第二番 連続演奏会 2019.10.5

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