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京大・森教授「億万長者になるとは」 米学術賞受賞で会見

ブレークスルー賞を受賞し、喜びを語る森教授(7日、京都市左京区・京都大)
ブレークスルー賞を受賞し、喜びを語る森教授(7日、京都市左京区・京都大)

 米グーグルやフェイスブックの創業者らが出資する財団が設けた学術賞「ブレークスルー賞」を受賞した森和俊京都大理学研究科教授が7日、京都市左京区の京大で記者会見した。賞金が300万ドル(約3億4千万円)もの高額であることを受け、「基礎研究をして億万長者になるとは夢にも思わなかった。アメリカンドリームの日本版だ」と喜びを語った。

 森教授は米カリフォルニア州での授賞式に3日に出席し、6日に帰国した。授賞業績は、細胞内におけるタンパク質の品質管理システム「小胞体ストレス応答」の解明。会見では、共同受賞者のピーター・ウォルター氏とともに新たな研究分野を開拓したことによって「0を1にしたことが評価されたのだと思う」と笑顔を見せた。

 賞金の使い道に関しては、最新の顕微鏡の購入やマウスの実験の費用など自身の研究に一部を投じる考えを述べた。今後は、小胞体ストレス応答と病気の関係を解明して新薬の開発にも取り組む意欲を示し、若い研究者には「自分を信じる力を大切にしてほしい」とエールを送った。

【 2017年12月07日 23時20分 】

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