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江戸時代に太陽の黒点観測 一貫斎の再評価委員会設立

国友一貫斎が天体観測を始めた地に立つ「星を見つめる少年」像
国友一貫斎が天体観測を始めた地に立つ「星を見つめる少年」像

 江戸時代に科学者として活躍した国友一貫斎(1778~1840年)の出身地、滋賀県長浜市の住民らが、一貫斎を顕彰する「国友一貫斎再評価委員会」を設立した。学習会を開くなどして業績を広めていく。

 一貫斎は現在の同市国友町出身で、反射望遠鏡を製作して太陽の黒点や太陽系惑星を観測した。昨年10月、同町在住で一貫斎を研究した故國友隆夫さんの遺族から顕彰活動にと100万円が市に寄せられ、設立につながった。

 同町でこのほど設立総会を開き、メンバー22人を選出。「業績の情報発信が十分でなかった」とした上で、一貫斎を紹介するシンポジウム、学習会の開催や、一貫斎が主人公で2012年に京都新聞で連載された故山本兼一さんの小説「夢をまことに」の映画化要望活動などを決めた。

 委員の一人で、国立科学博物館(茨城県つくば市)の鈴木一義産業技術史資料情報センター長は「一貫斎は、日本の科学・技術者の先駆者としての業績を残した」と語った。

 同委は11月17日午後1時半から長浜キヤノン体育館(同町)で、一貫斎の天文観測記録について直径4メートルのデジタル地球儀「タジック・アース」を使った学習会を催す。無料、事前申し込み不要。

【 2018年10月29日 09時30分 】

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  • 国友一貫斎が天体観測を始めた地に立つ「星を見つめる少年」像
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