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核ごみ不安の声続々 京都で最終処分説明会

核のごみの地層処分計画や安全性ついて説明を受ける市民ら(綾部市西町1丁目のI・Tビル)
核のごみの地層処分計画や安全性ついて説明を受ける市民ら(綾部市西町1丁目のI・Tビル)

 原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分について市民と意見交換する「科学的特性マップに関する対話型全国説明会」が10日、綾部市で開かれた。府北部での開催は初めて。参加した市民からは、地層処分の安全性や処分場候補地の選定基準、風評被害対策を問う声が相次いだ。

 経済産業省は昨年7月、最終処分ができる可能性のある地域を示した日本地図「科学的特性マップ」を公表。府内では府北部全市町と南丹、京丹波の計6市3町を「輸送面でも好ましい地域」と位置付けている。

 説明会は、原子力発電環境整備機構(NUMO)と経産省が全国で開催。綾部会場では22人が参加し、核のごみを地下300メートル以深に埋める地層処分の計画や、約20年間の事前調査を行う処分地選定のプロセスなどについて説明を受けた。

 質疑応答では、市民から「処分場が移住促進の妨げになる」「津波や事故があったら地元はどうなるのか」といった不安が相次いだ。再生可能エネルギーへの転換や、電力消費の多い都市部での処分場検討を要望する声もあった。

 説明会は来月1日、京丹後市でも開催される。

【 2018年11月10日 22時53分 】

ニュース写真

  • 核のごみの地層処分計画や安全性ついて説明を受ける市民ら(綾部市西町1丁目のI・Tビル)
岸田繁 交響曲第一番・第二番 連続演奏会 2019.10.5

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