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台風の倒木、クマにプレゼント 京都、お礼はゾウのふん2トン

府立植物園から贈られた木で遊ぶツキノワグマの「ホノカ」(京都市左京区・市動物園)
府立植物園から贈られた木で遊ぶツキノワグマの「ホノカ」(京都市左京区・市動物園)

 京都府立植物園(京都市左京区)はこのほど、9月の台風21号で折れた木を、京都市動物園(同区)のツキノワグマ「ホノカ」(雌・2歳)にプレゼントした。市動物園はお礼に、堆肥化したゾウのふんを府立植物園に贈り、それぞれの不要物が互いの園で役に立っている。

 府立植物園は11月下旬、先の台風で折れた木の中から、ホノカの体の大きさにちょうど合う直径20センチほどの木数本を市動物園のクマ舎に運び込んだ。

 市動物園の生き物・学び・研究センターの主席研究員山梨裕美さん(32)によると、ホノカはこれまで同じ行動を繰り返す異常行動が見られた。ところが木を贈られてからは、「木に体をこすりつけたり樹皮をかんだり」するなど興味を示し、行動が落ち着いてきたという。

 市動物園はその返礼として、2トントラックで1杯分のゾウのふんを堆肥にして府立植物園に贈った。同植物園は、台風の倒木被害の修繕の一環で行う植樹に利用するなどの用途を検討しているという。

【 2018年12月11日 09時12分 】

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