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希少動植物の採掘禁止へ 滋賀県が方針、10保護区で計58種

ミツガシワ(栗東市内)=2009年4月撮影
ミツガシワ(栗東市内)=2009年4月撮影

 滋賀県は、絶滅の恐れがある野生動植物を保護するため、県内10カ所の保護区での採掘や捕獲を原則禁止する方針だ。既に県全域で採掘などを禁じている「指定」希少野生動植物種の7種に、新たに保護区内のミツガシワ、セツブンソウ、ハマゴウなどのべ51種を加える。広く意見を公募した上で、関連の条例改正案を近く県議会に提案する。

 「ふるさと滋賀の野生動植物との共生に関する条例」が指定する保護区内が対象。指定種のハリヨやユキワリイチゲなどを許可なく取った場合は罰則(1年以下の懲役または50万円以下の罰金)がある。条例改正により、これまで規制手段がなく盗掘の被害に遭うこともあった希少野生動植物種についても同様の罰則を設ける。

 このほか、県と民間団体が連携して指定種の保護増殖事業を行うための認定制度も創設する。

 長浜市の「奥びわ湖・山門水源の森」で保全活動に取り組む藤本秀弘さん(山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会理事)=大津市=は「他府県の人による希少種の持ち帰りが深刻な時期もあった。禁止には一定の意味がある」と評価する。

 県は、改正案を県議会2月定例会議に提出する予定で、今月16日まで県ホームページ(HP)の「しがネット受付メール」などで意見を募っている。改正案の概要は県HPのほか、県内の各合同庁舎や森林整備事務所などで閲覧できる。県自然環境保全課077(528)3483。

【 2019年01月09日 09時15分 】

ニュース写真

  • ミツガシワ(栗東市内)=2009年4月撮影
  • セツブンソウ(上)とハマゴウ(下=滋賀県提供)
  • 滋賀県内の生息・生育地保護区
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