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スマホでパシャ、生物の名前判定 いきもの図鑑アプリ配信開始

バイオームのいきものコレクションアプリの画面。撮影した植物や生物をすぐに判別できる(京都市内)
バイオームのいきものコレクションアプリの画面。撮影した植物や生物をすぐに判別できる(京都市内)

 世界の生物の分布情報のデータベース化に取り組む京都大発のベンチャー企業、バイオーム(京都市下京区)は、生物の写真から名前を判定するいきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム、公式版)」の配信を始めた。生物の名前を即時判定できる人工知能(AI)を備えた独自開発のアプリで、ゲームのように楽しみながら、現実世界で生き物をコレクションでき、生態分布データの収集にも活用する。

■国内ほぼ全種約6万2653種

 アプリには国内のほぼ全種の約6万2635種類の動植物を収録。スマホで動植物を撮影すると、その画像と撮影した場所や時期などからデータと照合し、確率の高い種の候補を表示できる技術開発に成功した。

 投稿した写真は「いきもの図鑑」に登録され、分布状況のデータベースに活用。絶滅危惧種には保全対策をして研究機関や行政機関などに分布データが提供され、環境保全に役立てられる。

 生き物を集める過程は、リアルな「ポケモンGO(ゴー)」のようで、投稿した生物はアプリ利用者で共有でき、珍しさに応じてポイントが獲得できて貯まるとレベルアップ。課題も設定され、クリアすると、アプリの中でバッジを獲得できる。

 同社は、生物の生息分布情報を収集し、世界的な「生物ビッグデータ」を構築して情報を提供するビジネスを展開。アプリも活用しながら生物分布状況を収集し、自然教育イベントや釣り愛好家向けのつり場情報、獣害や絶滅危惧種の調査、害虫の発生予測や環境アセスメントなどに活用を目指していて、同社は「アプリを使って生き物に関心を持ち、環境保全を自分ごととして考えてほしい」としている。

 iphone版、アンドロイド版があり、無料でダウンロードできる。

【 2019年06月13日 12時07分 】

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