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外来カメ駆除が効果、ハス固有種「淀姫」開花 京都・淀城跡公園

住民たちが復活に取り組み、開花を迎えたハス「淀姫」=京都市伏見区・淀城跡公園
住民たちが復活に取り組み、開花を迎えたハス「淀姫」=京都市伏見区・淀城跡公園

 激減したハスの復活に地元の住民たちが取り組んでいる淀城跡公園(京都市伏見区)で、固有種「淀姫」が開花した。関係者は「本格的な回復に向けたきっかけに」と喜んでいる。28日には現地で「鑑賞会」を開く。

 淀姫は昨春、宇治市植物公園からレンコンを譲り受け、住民たちが鉢で育てた後に、今年4月、同城跡を囲むL字型の堀の西北端に20株が移された。外来種のアカミミガメによる食害を防ぐため、ネットで区切られた区画には、ハスが大きな葉を広げ、6月下旬からは涼しげにピンク色の花を咲かせ始めた。

 淀城跡はかつてハスの名所として知られたが、1980年代末の石垣改修工事でいったん激減。地元の淀観光協会が92年ごろから植栽に取り組み、堀一面を埋めるように広がる様子は、初夏の風物詩となっていた。

 しかし、2010年ごろから再び減少に転じ、一部を除いてほぼ消失。17年に府保健環境研究所の調査で、食害の可能性が指摘されたため、同協会はアカミミガメの駆除作戦を展開してきた。

 同観光協会の藤田佳則会長は「花はまだ少ないが、何とか復活のめどは立ってきた。今後も取り組みを継続していきたい」と手応えを話す。

 鑑賞会は28日午前9時からで、カメの駆除に関わった専門家による講演などもある。無料。

【 2019年07月26日 10時55分 】

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  • 住民たちが復活に取り組み、開花を迎えたハス「淀姫」=京都市伏見区・淀城跡公園
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