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細胞培養伴う実験の再現性向上へ「次世代研究室」島津など8社

コンソーシアムが島津製作所ヘルスケアR&Dセンターに設置した研究室(京都市中京区)
コンソーシアムが島津製作所ヘルスケアR&Dセンターに設置した研究室(京都市中京区)

 iPS細胞など生命科学分野の8社で構成する「COTO LABOコンソーシアム」は9日、京都市中京区の島津製作所で開いた記者会見で、細胞培養を伴う実験の再現性や透明性を確保する「次世代研究室」を開発し、来年度にも事業化する見通しを示した。

 コンソーシアムはiPSポータル(上京区)や島津製、片岡製作所(南区)など研究施設に関わる機器メーカーやゼネコン、システム会社など8社が参加する。

 研究現場では、多くの研究者が他人の論文の再現実験や自らの再現実験に失敗していて、実験結果のばらつきや再現性が課題となっている。

 コンソーシアムは島津製に研究室を設け、各社が設備を持ち寄り、NTTデータが実験データを処理するプラットフォーム(基盤)を提供して実証を重ねる。結果のばらつきを抑え、その原因を検証可能にして再現性や透明性を高める仕組みを開発し、来年度にはモデル研究室のような形で示して普及を目指す。

 iPSポータルの村山昇作社長は「細胞培養のプロセスは基準があるが、研究室にはない。このような取り組みは世界的に少なく、世界基準を目指したい」と話した。

【 2019年09月10日 09時22分 】

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