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50系 地下鉄東西線

朱と赤の暖色系でちょっと小柄
醍醐車庫で待機中の50系車両(京都市伏見区)
 駅に天井まで覆うホームドアが備えられている地下鉄東西線。ガラス越しにしかうかがうことができない列車は、ステンレス製の車体に朱と赤紫の帯が走る。緑が基調である烏丸線との違いを際立たせるため、暖色系の色調が採用されたという。
 1997年に二条駅(京都市中京区)から醍醐駅(伏見区)までの12.7キロが開業。当初14編成計84両が導入されたが、04年の六地蔵駅(宇治市)への延伸時に増やされ、計17編成になった。
 レールの幅は烏丸線と同じだが、車両の大きさは乗り入れがある京阪京津線の車両に合わせて小型化された。トンネル断面も狭く、パンタグラフも一人で持ち抱えられるほど小さい=写真。
 列車基地があるのは醍醐駅横の地下車庫。深さ18メートル、地下3階の空間に計約20本の引き込み線がある。点検や修理で用いる解体設備のほか、洗車場も設けられている。時折聞こえる作業音や列車が往来する以外は静寂が漂う不思議な空間だ。
<幻の3番線> 車庫から本線へ出入りするための専用線が小野駅南(山科区)にある。出庫列車が同線へいったん出た後、本線に合流する。営業運転の列車からものぞき見ることができ、乗務員らからは「小野3番線」と呼ばれているという。

小型のパンタグラフ