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<北陸新幹線>京都府議選 候補者アンケート

北陸新幹線「南回りルート」賛成40%

北陸新幹線敦賀以西の南回りルートの延伸

 京都新聞社が統一地方選の京都府議選、京都市議選の立候補者を対象に行ったアンケートで、北陸新幹線敦賀―大阪間を与党プロジェクトチームが決めたJR京都駅(京都市下京区)、松井山手駅(京田辺市)経由の「南回りルート」で延伸する計画に賛成と答えた割合は40・2%となった。反対は32・4%で、延伸には賛成だが「ルートに反対」とした候補も4・5%を占めた。

 国政与党の自民党、公明党の候補は「府の発展につながる」などの理由から京都市議選候補を中心に賛成が多いが、トンネル建設による地下水への影響などを懸念し、回答を留保するケースも一部にある。日本維新の会の候補も賛成が多かった。

 反対したのは、「環境破壊」や「無駄な大型事業」などと批判する共産党をはじめ、経済効果を疑問視する京都党(京都市議選のみ)の候補が目立った。

 府議選候補だけの分析では、賛成33・7%、反対32・6%ときっ抗し、「ルートに反対」も8・1%に増えた。ルートに反対と答えた候補は、それぞれの選挙区の自治体や経済界がルートを誘致し、新駅設置に期待していた府北部・中部などで特に見られた。

 国民民主党や立憲民主党では、「巨額の費用負担が疑問」などと指摘した上で、「どちらでもない」を選ぶ候補が相次いだ。

 安倍政権による憲法改正については、反対が46・1%となり、賛成の24・4%を大きく上回った。改憲には賛成の立場だが、自民の改憲案には反対といった理由から「どちらでもない」を選ぶ候補は29・4%となった。政党公認候補で賛成を表明したのは、自民と維新の候補だけだった。

 10月の消費税増税は、反対が56・7%と過半数となった。政府はさまざまな対策を打つ方針だが、賛成と答えたのは25・6%にとどまった。自民候補の中にも「必ず景気が悪くなる」などと懸念する声があり、一部が反対に回った。

アンケートの概要

 昨年12月から、京都府議選と京都市議選の立候補予定者を対象に順次配った。府議選候補者88人のうち87人が回答し、京都市議選候補者は93人全員が答えた。府議選の上京区、左京区、中京区、下京区、南区の各選挙区は無投票当選者。設問(1)は、北陸新幹線整備計画で、与党プロジェクトチームが決めた敦賀-小浜-京都駅-松井山手駅-新大阪の南回りルートによる延伸について。(2)は、安倍政権が目指す自衛隊明記や緊急事態条項導入など4項目の改憲について。(3)は、政府が10月に予定している消費税の10%への引き上げについて。記入式。空欄は回答なし、選択なしなど。賛否などの割合は、空欄を除く回答数を分母として算出した。党派は自=自民党、共=共産党、公=公明党、国=国民民主党、立=立憲民主党、維=日本維新の会、諸=諸派、無=無所属。

統一地方選候補者アンケート3
【2019年4月3日掲載】