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Rock、反骨熱く。

コーラス/インストゥルメント/弾き語りも 4組登場

 京都から新しい音楽を発信するプロジェクト「京音」の無料ライブ「京音-KYOTO-vol.12」が12日、京都市下京区のライブハウス「KYOTO MUSE」で行われ、4組が出演した。

YeYe
YeYe

 最初の登場は、女性シンガー・ソングライターの「YeYe」。3人の兄の影響でミュージシャンを目指したといい、2011年にCDデビューした。昨年4枚目のアルバム「MOTTAINAI」を発表。CM曲などにも活動の幅を広げ、映画主題歌も担当した。不思議な楽器のような声が耳に残る。

 この日はいつものサポートメンバーと白い衣装で登場。新曲を含むクリスマスソング2曲に続き「ゆらゆら」「I See The Forest You See」などを披露して、息の合ったコーラスを響かせた。

cocolo-No
cocolo-No

 2組目は「cocolo-No」。中村亮介さん(ベース)、箱崎紀子さん(サンプラー)、伊藤拓史さん(ドラムス)、フレッシュ・コータさん(ギター)、カジワラアキヒロさん(ギター)の5人でつくるインストゥルメントバンドで13年に結成した。「踊らざるをえないライブ」を自由自在につくりあげている。

 「出入り自由」を合言葉に、さまざまなゲストを迎えており、この日はトランペットなどを加えて「HIPHOP」「JB」などを披露。メンバー同士の楽しい掛け合いで観客を楽しませた。

いちやなぎ
いちやなぎ

 この日の出演者で最年少の「いちやなぎ」は男性シンガー・ソングライター。子どもの頃から両親の影響でビートルズなどが大好きで、大学時代にバンドを始め、現在は1人で活動を続けている。

 昔、自分ではあまり好きではなかったというハイトーンボイスが、今はシンガーとして幅広く支持される特徴になっている。

 ステージでは最初、ギターの弾き語りでゆったりと3曲を聴かせた後、音楽仲間のサポートを受けてバンド形式で「みゅう」など数曲を歌った。

騒音寺
騒音寺

 ラストは結成24年を迎えた「騒音寺」。NABEさん(ボーカル)、TAMUさん(ギター)、こーへいさん(ベース)の3人組。今年、7年ぶりに9枚目となるアルバム「百歌騒乱」を出した。代表曲「届け、君の町へ」には、スマホなどの電子機器に頼らず、顔と顔を合わせた交流こそ大切にすべき、という強いメッセージを込めたという。1994年、当時の流行に抗して、日本語だけでロックを歌うと決め、バンドを始めた。その反骨精神は今も変わっていない。

 ライブが始まると熱狂的なファンが最前列に詰めかけ「届け-」や定番曲をNABEさんが熱唱すると、拳を突き上げて応えた。

 アンコールは、観客と出演バンドにささげるという「ロックンロールバカ息子」。音楽を続ける喜びを爆発させた。

京音

 関西TSUTAYAやFM京都、京都の音楽レーベルであるセカンド・ロイヤル・レコーズ、バドミュージック、ライブハウスのnano、KYOTO MUSE、CLUB METROが2015年から始めたプロジェクト。今年から京都新聞も加わった。新人発掘を目指す無料ライブやメジャーバンドを招いた有料ライブ、多数のアーティストが登場するライブサーキットを開いている。

【2018年12月22日掲載】