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京都 連覇へ高い総合力

47代表 戦力分析


兵庫チームから出場する竹地志帆(14日、塩釜市)
兵庫チームから出場する竹地志帆(14日、塩釜市)
 前回優勝の京都は経験豊富な実業団、大学生と、勢いのある中高校生がそろった。小崎まり(ノーリツ、宇治高-大阪短大出)と黒田真央(ワコール)は全日本実業団対抗女子駅伝でエース区間3区を任された。全国高校駅伝2位の立命館宇治高勢は、関紅葉や安藤富貴子らに安定感がある。全国中学駅伝優勝の桂中のメンバーら中学生も充実し、早狩実紀監督は「地元の声援を追い風にしたい」と連覇を目指す。

 11年ぶりの頂点を狙う兵庫は穴がない布陣となった。日本選手権1万メートル2位の竹地志帆(ヤマダ電機、佛大出)をはじめ、岩出玲亜(ノーリツ)や太田琴菜(立命大)も好調。中高生も全国高校総体800メートル優勝の高橋ひな(西脇工高)、全国中学体育大会で1500メートルを制した田中希実(小野南中)らに力がある。阪神大震災から20年となり、高橋浩之監督は「区切りの年に頑張りたい」。

 各世代のエースがそろうのは大阪。前回1区区間賞の大森菜月(立命大)は抜群の勝負強さを見せ、高校生は高松望ムセンビら全国高校駅伝を初制覇した大阪薫英女学院高勢の層が厚い。注目の高松智美ムセンビ(大阪薫英女学院中)も擁し、岡本昭監督は「9位だった前回の悔しさを晴らしたい」と3年ぶりの制覇を狙う。
最近5年間の順位

滋賀 Wエースが存在感

滋賀は前回1区の竹中理沙(資生堂、立命館宇治高-立命大出)が7月に1万メートルで自己ベストを更新するなど健在で、桑原彩(比叡山高出)は佛大のエースに成長。全国高校駅伝出場の比叡山高勢ら中高生の走りが、前回26位からの躍進の鍵を握る。藤田武志監督は「チームとしてまとまって、力を引き出したい」と話す。

 奈良は全国高校駅伝1区12位の上田雪菜(奈良育英高)、全日本大学女子駅伝6区区間2位の林和佳奈(大院大)を序盤に起用。高校生は1、2年と若く、石田純也監督は「思い切りの良さを見せたい」。前回46位の和歌山は全日本大学女子選抜駅伝6区3位の永岡真衣(大院大)ら各世代に軸となる選手がそろった。長山丞監督は「白川通までにどれだけ前の位置にいるか」と本番を見据える。

勇退へ「一番上狙う」岡本監督(大阪)

 第9回大会(1991年)から大阪のコーチ、監督を務めてきた岡本監督(吹田一中教)が今大会で勇退する。全国高校駅伝で大阪薫英女学院高が初優勝するなど、近年のめざましい大阪勢の活躍に「中高の指導者が連携しジュニアの育成強化を図ってきた成果」と話す。浅利純子らを擁して初優勝した第11回(93年)はコーチとして、第30回(2012年)は監督として頂点に。全国女子駅伝を「合宿を通して若い世代の強化を引き継ぐことができる」と語る。ふるさと出場の松山祥子(パナソニック)は教え子で、「各世代に力のある選手がそろった。一番上を狙う」と意気込む。
【2014年12月29日掲載】