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高島由香(岡山・興譲館高)

スピードと粘りに磨き
エースの自覚が芽生え、今季の全国高校駅伝では区間2位の力走を見せた高島
 小気味よいピッチ走法が魅力だ。152センチ、41キロと小柄ながら後半もペースを落とすことなく、どんな状況でも自分の走りができる。興譲館高の森政芳寿監督は「まじめに練習に取り組み力をつけた。粘りがあり安心してレースを任せられる」と信頼を置く。
 山口県防府市の国府中で陸上を始めて以来、中長距離一筋。初優勝した2005年の全国高校駅伝では2年生でアンカーを務め区間賞に輝いた。エースとなった今季は1区を区間2位で快走し、豊かな将来性を感じさせた。森政監督は「トラックよりロード向き」と話すが、インターハイ三千メートルでは自己ベストを5秒以上短縮する9分13秒19で4位に入るなど、持ち前の勝負強さをトラックでも発揮できるようになった。
 1学年先輩で、全国高校駅伝の1区を3年連続で制した新谷仁美(豊田自動織機)から多くの刺激を受けた。「新谷先輩は練習でも試合でも全てを出し切った。向上心に乏しかった自分との違いを目の当たりにした」。新谷が卒業した今季、エースの自覚も身に着いた。週に一度は400メートル走を8本こなすなど、きつい練習も率先して取り組んでスピードと持久力に磨きをかけた。
 目標にする選手は、アジア大会一万メートル金メダルの福士加代子(ワコール)。「きつくても笑顔で走り、走り終わっても笑顔を絶やさない。すごいことです」
 全国女子駅伝は4年連続の出場。過去2年は6区で区間2位、5位と健闘した。「練習段階から自分で考えて実践する実業団の選手に多くを学んだ」と振り返る。卒業後は実業団のデンソー(三重)に入社する予定だ。
 「上位進出に貢献したい」。飛躍的に成長した思い出の地・岡山のために力を尽くす。
 たかしま・ゆか 山口県防府市出身。興譲館高では2年の全国高校駅伝でアンカーを務め、区間賞で初優勝に貢献。3年ではエースとして1区を区間2位で走った。3年時のインターハイは三千メートル4位。
【2007年1月10日掲載】