京都新聞TOP > スポーツ > 08女子駅伝 > 妻・母8人、パワフルに
インデックス

妻・母8人、パワフルに

増える既婚者選手
開会式前に語り合う(左から)若松、赤羽、小崎の各選手=京都市左京区・京都会館
 結婚や出産後も走り続ける女子ランナーが増えた。13日の全国女子駅伝にも、京都新聞社の調べでは8人の既婚者のランナーが出場している。結婚を機にほとんどの選手が引退した時代がうそのよう。12日の開会式の会場では、家庭を持ちつつ輝き続ける選手たちが健闘を誓い合った。
 昨年末、1万メートルで今季、日本トップのタイムをマークした栃木の赤羽有紀子選手(28)=ホクレン=は2005年に結婚し、翌年長女を出産した。よく「子どもができてから強くなった」と言われるが、「子どもに誇れる結果を出したいと思って走るようになった。精神面で大きな支えになっている」とほほ笑む。
 大学の同級生で現在、専任コーチの夫が、家事をバックアップしてくれる。「両立には夫や会社、両親のサポートが絶対に必要」と強調した。
 16回大会で1区区間賞を奪った鹿児島の若松育美選手(33)=デンソー=は結婚を機に一度は競技を退いたが、出産後、05年に復帰した。
 最初は育児などに追われ練習時間が取れなかったが、合宿の際に鹿児島の両親が来て長女(4)の面倒をみてくれるようになり、練習のペースを取り戻した。この時の両親の交通費を会社が負担してくれる。24回大会で、4年ぶりに女子駅伝に復帰。「周りのサポートがあってこそ走り続けられる」と力を込める。
 昨年の世界選手権マラソンに出場した京都の小崎まり選手(32)=ノーリツ=は昨年3月に結婚。夫は公務員。朝食を作ってから早朝練習に出かけるなど家事と競技の両立を目指しており「正直、結婚生活に慣れるのが精いっぱい」と笑う。
 「競技関係者でない人と結婚し、競技を続ける例はまだないはず。家庭人の務めも果たしつつ競技でも結果を出せることを実証したい」と、今、取り組んでいるテーマを明かした。