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古巣サンガと対戦闘志

他クラブ10年、念願かなう

J2初昇格に導いた讃岐の監督として、サンガとの対戦を心待ちにする北野監督(サンガ東城陽グラウンド)
J2初昇格に導いた讃岐の監督として、サンガとの対戦を心待ちにする北野監督(サンガ東城陽グラウンド)
 今季からJ2に初参戦するカマタマーレ讃岐に、京都サンガFCの育成組織でキャリアの礎を築いた指導者と選手がいる。北野誠監督(46)とMF山本翔平 (31)=長岡京市出身=。サンガを去り、ほかのクラブを渡り歩いて10年。「ずっとサンガと戦いたかった」。願いを実らせ、Jリーグの舞台で初めて古巣と相まみえる。

 1992年にサンガ前身の紫光クラブに加入した北野監督は、95年の引退後、スカウトを経て指導者に転身。2004年までジュニアユース監督などを務め、角田誠(仙台)や中村太亮(千葉)を育てた。「指導の原点はサンガ」と語る。

  05年から当時九州リーグの熊本へ移り、J2昇格後の09年に監督を務めたが、サンガがJ1だったため対戦は実現しなかった。翌年から出身地の讃岐を指 揮。JFL2位の昨季、J2最下位との入れ替え戦を制した。「サンガに追い付きたいと思いやってきた。同じカテゴリーで西京極で戦えるのは楽しみ」

古巣サンガとの練習試合に出場した讃岐のMF山本
古巣サンガとの練習試合に出場した讃岐のMF山本
中学2年からサンガの育成組織に所属した山本は、01年にトップ昇格したが出場はなく、03年末に退団。アローズ北陸(現J2富山)、熊本、長崎を経て昨季からサンガ時代に指導を受けた北野監督の下でプレーする。J2は今季で通算5シーズン目となる。

 1月31日に東城陽グラウンドであったサンガとの練習試合では、大敗したもののボランチとして激しい守備を見せた。「北野監督とは付き合いが長く、やろうとすることは分かる。個人能力が高いサンガに対応できるようチームとして力を付けたい」と話す。

 北野監督は妻子を京都に残し、香川には単身赴任。「翔平も育ったチームと戦えうれしいはず。選手の給料は安いが『讃岐はすげえな、よく走るな』と思ってもらえるチームを目指す」と意気込む。

【2014年02月05日掲載】