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学ばぬサンガ、自滅

サンガ-群馬 後半13分、群馬の攻撃を必死で防ぐサンガのDF陣(西京極)
サンガ-群馬 後半13分、群馬の攻撃を必死で防ぐサンガのDF陣(西京極)
 サッカーJ2第15節は24日、西京極陸上競技場などで9試合を行った。京都サンガFCは0-3で群馬に敗れて今季初の連敗。勝ち点は23のままで、5位から6位となった。

 前半、群馬の堅守に苦しんだサンガは、後半押し気味に試合を進めながら、21分にシュートのこぼれ球を小林に決められて先制を許し、5分後にも青木孝(野洲高出)に頭で押し込まれた。直後に左サイドバックの比嘉を下げて有田を投入、逆転を狙ったが、手薄な守備ラインを突かれ、32分に決定的な3点目を奪われた。

 首位を走る湘南は愛媛に0-1で敗れて初黒星を喫した。開幕からの連勝は14で止まり、2000年の札幌と並んでいたJ2記録を塗り替えることはできなかった。栃木は熊本と、千葉は横浜FCと引き分けた。讃岐はリーグ初勝利。

布陣変更、また裏目

 大敗した前節の教訓を生かせなかった。サンガは逆転を狙う後半、守備を1人減らして攻撃的に挑み、またも失点して同じ轍(てつ)を踏んだ。問題は、その布陣というより、組織の中での役割や戦い方の意思疎通が徹底できていない点だ。ジャイロは「3バックの不安はあった。恥ずかしい試合。もう一度、チームとして考え直さないといけない」と唇をかんだ。

 0-2にされた直後の後半27分。左サイドバックの比嘉に代わって有田を投入。「(4-3-3から)3-5-2になった」(有田)。しかし、その5分後。がら空きになった左サイドでフリーのダニエルロビーニョに簡単に縦パスが渡り、勝負を決められた。

 失点後、選手たちはピッチ上で話し合って守備ラインを4人に戻して修正を図った。6試合ぶりに先発した山瀬は「今のチーム状態を表している。どういう形でやるのか、はっきりしていない」とし、中山は「先に失点して自分たちから崩れた。3バックは練習でやっていないが、言い訳はしたくない」と話す。

 一方、前節3バックだった群馬は、サンガのFW3人に対抗するため、4バックの練習を重ね、用意周到に臨んできた。

 バドゥ監督は「0-2で終わるのか、0-3で終わるのかはあまり違いがない」と、攻撃的布陣にした理由を話すが、明確な約束事がないまま、攻守のバランスを崩して攻め急いでも結果が出るとは思えない。指揮官はサポーターの大ブーイングをどう受け止めるのか。

 大黒 「駒井からいいパスがあり、そこで決められたら良かった。0-0の時に得点できないのが問題。(2試合続けて)バランスを崩しているのはそうだが崩しすぎ」

 比嘉 「後半失点してから相手を押し込めたが、得点できなかったのが敗因」

 駒井 「最初スムーズに入れたが、チャンスで決めきれなかった」

 工藤 「入りが良くなく、セカンドボールへの出足が遅れていた。後半、DFを減らしたのでもっと前でボールを保持したかった」

 酒井 「前線が点を取ってくれることを信じて、できるだけ無失点にしたい。もっとチーム全体としてタフにならないといけない」

攻撃に創造性欠いた

 京都サンガ・バドゥ監督
 「前半より後半は良くなったが、失点してしまった。3失点目は自分の責任。0-2となって残り20分で3点を取らねばならず、リスクを冒して攻めたが、前節に続いて今日も機能しなかった。問題は守備よりも得点できなかった攻撃にあり、創造性に欠けていた。一人一人が役割を果たせなかったのではなく、群馬が決定機を生かした」

【2014年05月25日掲載】