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サンガキャンプ 目指すスタイル、見えた

サンガ-光州 攻撃を組み立てるサンガの庄司(中央)=沖縄県八重瀬町・東風平運動公園サッカー場
サンガ-光州 攻撃を組み立てるサンガの庄司(中央)=沖縄県八重瀬町・東風平運動公園サッカー場

 J2京都サンガFCは9日、沖縄県八重瀬町の東風平運動公園サッカー場で、韓国Kリーグ2部の光州を相手に練習試合を2試合(各90分)行った。主力が出場した1試合目は、前半25分にFKから牟田が頭で先制。1-1の後半40分に交代出場のエスクデロがゴールを決めた。2試合目は宮城と大野の得点で2-0だった。キャンプは10日が最終日。

パスつなぎ、主導権

 最終ラインからボールを確実につなぎ、試合の主導権を握る―。今季のサンガが目指すスタイルが、沖縄キャンプ最後の練習試合で垣間見えた。

 宮吉や庄司ら主力が起用され、5―4―1の布陣で臨んだ1試合目。左右に素早くボールを動かして好機を探った。相手守備に隙がなければ、後ろに下げて攻撃をつくり直す。シンプルなロングパスが多かった昨季後半とは大きく変わった。ボランチの金久保は「ボールを失わなければ、守備をしなくていい」とメリットを説く。

 ボールを支配するポゼッションサッカーでは、攻撃のスイッチを入れるタイミングが生命線となる。成果が現れたのは、1―1の後半40分。左DFの冨田が入れた縦パスを、前線のエスクデロがワンタッチで金久保につなぐ。リターンパスを受けたエスクデロがゴール左からネットを揺らした。複数の選手が連動して一気に強襲する判断の良さが光った。

 ただ、ブロックをつくって守る相手に対し、ゴール前に迫った回数は少なかった。中田監督は「相手をおびき出すような工夫が少し足りなかった」。J2でも守備を固めるチームとの対戦が予想される。開幕まで2週間あまり。切磋琢磨を続けながら、より戦術を深化させたい。

中盤つなぎ前線走らす

光州との練習試合で前半34分まで出場したサンガの闘莉王
光州との練習試合で前半34分まで出場したサンガの闘莉王

 沖縄キャンプで別メニュー調整が多かった闘莉王が、光州との2試合目に先発した。中盤の底でつなぎ役となり、鋭い縦パスで前線の選手を走らせる場面もあった。前半34分で交代し、試合後は「(体調は)まだまだ。精いっぱい頑張る」と言葉少なだった。

 サンガ3年目となる元日本代表DFは、あと1試合でJリーグ通算500試合出場の節目を迎える。中田監督は「周りを生かせるし、パスのテンポも良かった。けがもなく試合を終えて、いいステップアップになったのでは」と評価。「DFラインの真ん中もしてもらいたい」と起用法を示唆した。

【2019年02月10日掲載】