Kyoto Shimbun 2001.9.20 Business News
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 第一紙行が連鎖、破たん
 マイカル絡み 再生法申請、負債額70億円

 信用調査会社によると、京都府内大手の印刷・紙工品メーカー、第一紙行(京都市下京区西七条比輪田町、資本金九千二百五十万円、辻禧久郎社長)が十九日、京都地裁に民事再生法の適用を申請した。負債額は約七十億円とみられる。

 十四日に経営破たんした大手スーパー、マイカルからの代金回収が困難になったのが主因で、連鎖行き詰まりは京都・滋賀の取引先で初めて。

 第一紙行は一九四九年に設立。チラシ、ポスターなど宣伝物や包装資材の制作、販売を手掛け、独自の企画、技術力で全国の約三千五百社と取引する地場最大手クラスだった。二〇〇〇年九月期の売上高は約百四十二億円で、消費低迷から減少が続いていたが、当期利益四千九百万円をあげ、累積損失はなかった。

 しかし、マイカル向けが売り上げの30%以上を占めており、宣伝物関連の代金約六億円の回収が難しくなった。金融機関への支援要請も実らず、資金繰りに行き詰まったとみられる。従業員は約三百七十人。

 また、同社の関連会社五社のうち第一平版印刷(京都市南区、資本金四千八百万円)が同日、京都地裁に民事再生法の適用申請をした。

 京都・滋賀では、京都市北区の複合施設キタオオジタウンを管理運営するマイカルの100%子会社「北大路都市開発」が十七日に民事再生法の適用を申請している。

 マイカルは、同社への売り掛け債権五百万円以下の取引先には返済を表明しているが、京滋には食品、衣料関連など直接の取引先だけで百社前後あると見られ、影響が懸念されている。


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